「ESを書いているけれど、何を見られているのかが分からない」「文章は整えたつもりなのに、なぜ通らないのかが分からない」と感じる方は多いと思います。
ESは、単に文章がうまいかどうかだけで判断されるものではありません。採用担当は、限られた時間の中で、その人が何を伝えたいのか、経験に納得感があるか、会って話してみたいと思えるかといった点を見ています。
この記事では、採用担当がESを読むときにどのような点を見ているのか、評価されやすいポイントと、逆に引っかかりやすいポイントを整理して解説します。
- 採用担当がESで見ている主なポイント
- 評価されやすいESに共通する特徴
- 逆に引っかかりやすいESの改善ポイント
ESは“うまい文章”かどうかだけで見られているわけではない
ESというと、「文章がきれいか」「表現がうまいか」が大事だと思われがちです。ただ、実際に採用担当が見ているのは、それだけではありません。
ESは作文コンクールではなく、限られた文字数の中で、自分の経験や考えを相手に伝えるためのものです。たとえ文章が整っていても、中身が見えなかったり、何を伝えたいのかが分かりにくかったりすると、評価にはつながりにくくなります。
もちろん、読みやすさは大切です。ただそれは、内容を伝えるための土台です。まずは「何が言いたいのか」が読み手に見えることが重要です。
- ESは文章のうまさだけで評価されるものではない
- 大切なのは、経験や考えが相手に伝わるかどうか
- 文章が整っていても、中身が見えなければ評価されにくい
- 読みやすさは大事だが、それは伝えるための土台
まず見られているのは「何を伝えたいのかが整理されているか」
採用担当が最初に見ているのは、そのESで何を伝えたいのかが整理されているかどうかです。
たとえば、結論が見えにくかったり、話があちこちに飛んでしまったりすると、それだけで読み手に負担がかかります。書いている本人の中ではつながっていても、初めて読む相手には分かりにくいことは珍しくありません。
最初に強みや主張が見え、そのあとに根拠や具体例が続く構成になっていると、ESはかなり理解しやすくなります。逆に、「結局この人は何を言いたいのか」が曖昧だと、内容が良くても印象に残りにくくなります。
- 最初に見られるのは、何を伝えたいかが整理されているかどうか
- 結論が分かりにくいと、それだけで伝わりにくくなる
- 主張のあとに根拠が続く構成の方が理解しやすい
- 「何が言いたいか」が曖昧だと印象に残りにくい
経験そのものよりも「経験の捉え方」が見られている
ESでは、すごい実績や派手な経験があるかどうかだけが見られているわけではありません。むしろ大切なのは、その経験の中で何を考え、どう動いたのかです。
同じようなアルバイト経験やゼミ活動でも、課題にどう向き合ったか、どんな工夫をしたか、どこにその人らしさがあるかが見えると、評価されやすくなります。
経験の大小よりも、その人の考え方や再現性が感じられるかどうかの方が重要です。採用担当は、「この人は仕事でも同じように向き合えそうか」という視点でも読んでいます。
- 派手な経験が必須なわけではない
- 大事なのは、その経験をどう捉え、どう動いたか
- 工夫や改善が見えると評価されやすい
- 経験の大小より、その人らしさや再現性が重要
採用担当がESで見ている主なポイント
採用担当がESで見ているポイントはいくつかあります。まず基本になるのは、分かりやすさです。何を書いているのかがすっと入ってくるESは、それだけで読みやすくなります。
次に大切なのは納得感です。強みや志望動機が書かれていても、それを支える経験や行動が見えないと、読み手は納得しにくくなります。あわせて、具体性も重要です。抽象語ばかりではなく、場面や行動があることで、その人らしさが伝わります。
さらに、企業との接点があるかも見られています。どの会社にも当てはまりそうな志望動機ではなく、「なぜこの会社なのか」が自然に見えることが大切です。そして最終的には、「会ってみたい」と思えるかどうかも判断材料になります。
- 分かりやすさ
- 納得感
- 具体性
- 企業との接点
- 会ってみたいと思えるか
逆に、読んでいて引っかかりやすいESの特徴
採用担当が読んでいて引っかかりやすいESにも、いくつか共通点があります。
たとえば、抽象語ばかりで中身が見えないESは、何を評価すればよいのか分かりにくくなります。また、どこかで見たような表現が多く、その人らしさが見えない場合も印象に残りにくいです。
さらに、話がきれいすぎて実感や具体がないと、内容は整っていても説得力が弱く見えることがあります。強みだけを主張していて、根拠となる行動が弱いケースや、志望動機が表面的で企業理解が浅く見えるケースも、引っかかりやすいポイントです。
- 抽象語ばかりで中身が見えない
- その人らしさが見えない
- 話がきれいすぎて実感や具体がない
- 強みの根拠となる行動が弱い
- 志望動機が表面的で企業理解が浅く見える
ESは“完成度”より“伝わり方”で差がつく
ESでは、細かい表現の美しさや完成度そのものよりも、相手にどう届くかの方が重要です。伝わるESは、経験・強み・志望動機が無理なくつながっていて、読み手が自然に理解できます。
逆に、ひとつひとつの言葉は整っていても、全体として何を伝えたいのかが見えなければ、評価されにくくなります。改善のポイントは、完璧な文章を目指すことより、「初めて読む人に伝わるか」を意識することです。
ESは、もともとの才能だけで決まるものではありません。伝わり方を意識するだけでも、内容の見え方はかなり変わります。
- ESは完成度そのものより、伝わり方で差がつく
- 経験・強み・志望動機が自然につながると伝わりやすい
- 大切なのは「初めて読む人に伝わるか」の視点
- 伝わり方を意識するだけでも改善は十分可能
- ESは、特別な経験があるかどうかだけで決まるものではない
- 採用担当が見ているのは、何を伝えたいのかが整理されているか、経験に納得感があるか、会ってみたいと思えるかといった点
- 分かりやすさ、納得感、具体性、企業との接点は特に重要な評価ポイントになりやすい
- まずは、自分のESが「初めて読む人に伝わる形になっているか」を見直すことが改善の第一歩になる